支払ったはずの医療費と医療費通知がどうしても合致しない
今年も確定申告の時期になりましたね。
さて今回は確定申告に使用する「医療費のお知らせ」の内容に潜む罠にハマりそうなったため、備忘録として残したいと思います。
この罠にハマると確定申告による還付金が減額してしまうおそれもあります。特に昨年度出産したという家庭はこの罠の対象に当てはまる可能性が高いです。
まず事に発端を説明したいと思います。
昨年第一子が生まれたというのもあり、出産費用等々で昨年度の総計医療費は悠々に10万円を超えているはずでした。
確定申告で医療費控除やったるぞーと意気込みながら、e-Taxで申告書を作成し始め、マイナンバーカードで妻の医療費通知情報を取り込みました。
すると、医療費通知情報内の支払い額が数万円と実際に支払ったはずの額よりもかなり少ないのです。
これは何かの間違いだと思い、焦りながらググりまくりました。
いやいやいや、そんなハズはない!
食い違いの理由
もったいぶらずに結論から言いますと、医療費通知情報に含まれる医療費は保険適用される医療費のみであることが原因でした。
一方で出産の際にかかる費用は保険適用外であるため、このような食い違いが起きていたのです。
医療費のお知らせ(医療費通知情報)には保険適用外の医療費は含まれないことは下記の記事にも書かれております。
しかし、医療費控除の対象には妊娠してからの定期健診、検査や出産に関わる費用は基本医療費控除の対象です。
混乱しますが、保険適用外かどうかと医療費控除対象かどうかは異なるのです。
この食い違いに気づいたおかげで医療費控除を受けることができた
我が家ではこの食い違いに気づけたおかげで無事医療費控除を受けることができました。マイナンバーの医療費通知情報連携に素直に従って手続きを進めなくてよかったです。少し面倒でしたが保存しておいた一年分の領収書を合算し、実際に医療費控除の対象となる医療費を合算し申告することができました。
結果としてふるさと納税など他の所得税に対する控除も加味した額ですが、5万円強の還付を受けられる見込みです。5万円はなかなか大きいですよね。
それにしても最近e-Taxやマイナポータル連携で確定申告が簡便になりつつある中、この保険適用外だが医療費控除対象の医療費が連携ができないというのは率直に分かりづらいですし、不便だなと感じました。今後政府に改善を期待したいですね。
おまけ:おすすめの本紹介
蛇足ですが、なんとかして労働の檻から脱出したい僕がこれまで感銘を受けた本を紹介します。
金持ち父さん 貧乏父さん
マイホーム購入について一旦僕に待ったをかけてくれた本です。この本では資産と負債の違いを端的に分かりやすく説明していて、労働から脱出するためにはいかにお金に働いてもらうか(=資産を増やしていけるか)が重要であると説いています。お金の扱い方の基本を勉強する上でも役に立ち、いつか我が子にも読ませたい良書です。
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