ボロボロになったニトリのワークデスクの天板を取り換えてみた

くらし

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DIYでニトリのワークデスクの天板を交換!

DIY初心者の僕がニトリのワークデスクのボロボロになった天板を交換してみたので、備忘録として残したいと思います。同じようにニトリのデスクを使っているけれど経年劣化してきたので、何とかしたいという方には参考になる記事だと思います。

リーマンくん
リーマンくん

あのニトリのデスクを分解します。ちょっとワクワクするよね!

これが僕が使っているデスクの元の姿です。

表面が剥げ落ち、カビが生えてしまった天板

その前にちょっとだけなぜ僕が天板を変えようと思ったのかについて、背景に触れさせてください。

在宅ワークが増えた昨今、僕もコロナ禍以降家で仕事することが多くなりました。仕事用として3年ほど前に購入したニトリのワークデスクを愛用していました。表面に木目調のプリント紙が貼ってあり、無骨なデザインを気に入っておりました。

ですが、数年使い続けていると経年劣化で表面がかなり剥げてきました。そしてコーヒーやらお茶やらを飲んでいるうちに発生した熱やこぼした水分が原因なのか分かりませんが、表面にボコボコと凹凸が目立ち始めました

更に悲劇は続きました。昨秋家庭の事情で1か月ほど家を留守にしていたのですが、自宅へ帰るとなんと表面に緑っぽい物質が。。カビです。仕事部屋は北側で年中日が当たらず、秋雨のシーズンであったということもあり、生えてしまったようです。

アルコールでふき取り騙し騙し使っていましたが、しばらくすると腕に湿疹みたいなものができてしまいました。皮膚科へ行くとカビが原因の可能性が高いと言われました。そして、凹凸があるような部分はふき取ってもカビは完全に取り除くのは難しいと言われました。おそらく、経年劣化による表面の剥げ落ちで凹凸だらけになったことで余計にカビが繁殖し、こびりついてしまったのでしょう。

表面のプリントが剥げています。
白っぽいの全部カビです。実際はわずかに緑っぽいです。

これは何とかせねばと思い、まずは天板の表面を張り替えたり、ペンキを塗って対応できないか検討しました。ですが、ニトリのこの机の天板はプリント紙化粧繊維板という木の繊維を固めたような材質で、ペンキがうまく乗らないようです。また天板の内部にもカビが行き渡っているような気がして気持ち悪いので、思い切って天板丸ごととっかえてみることにしました。

リーマンくん
リーマンくん

これはもしやDIYスキルの幅を広げるチャンス?

骨組みは再利用しつつ、天板には本物の木材を使う

方針としては「活用できるものは引き続き活用する」です。ということで、元の金属製の骨組みのサイズに合わせた天板を新たに用意しました。天板にはビバホームに売っている杉無垢ボードを使用しました。ちなみに同様の杉無垢ボードを近隣のコーナンやおうちDEPOにも探しに行きましたが、売ってませんでした。

今回使用した主な備品をまず記載したいと思います。

杉無垢ボード
横1820 mm  × 縦910 mm × 厚さ24 mmで、6,578円でした。ずっしり重厚感があります。ビバホームでニトリの元々の天板と同じサイズの横1200 mm × 縦550 mmにカットしてもらいました。

鬼目ナット
コーナンで購入。Eタイプ M5 × 13 mm 6個入り。Amazonにも売ってますが5個入りなので、2袋必要です。

なべ小ねじ
コーナンで購入。M5 × 30 mm 6本入り。

アイリスオーヤマ製電動ドライバー
Amazonで購入。出力18 Vのもの。

ドリルビットセット
Amazonで購入。1.5 mm ~ 10 mmの14本セット。

紙やすり
ダイソーで購入。Amazonでも買えます。

六角レンチ
ダイソーで購入。Amazonでも買えます。

ワトコオイル
Amazonで購入。色はナチュナル。

万能はけ
ダイソーで購入。Amazonでも買えます。

30 cm定規
元々自宅にあったもの。Amazonでも買えます。

    まずは天板の下ごしらえ

    天板の杉無垢ボードはそのままだとざらつきがあるため、紙やすりで滑らかにします。#400で全体を削りました。角も若干丸めます。

    画像では分かりづらいですが、結構木くずが出ます。

    適度に削れたら削りカスをできるだけ落とし、ワトコオイルを塗布していきます。肉や魚のトレーにオイルを出して、はけでムラができないように全体に塗ります。

    オイルを塗ると色合いが結構変わりますね。

    両面、側面全てに塗れたら20分ほど放置して、乾いた布で余分なオイルをふき取ります。そしてオイルを十分に板に定着させるため24時間放置します。

    ネジで骨組みと接続させる

    今回は元々の構造と同様、解体&組み立てができるよう鬼目ナットを使用しました。古い天板にはM6 × 19 mmの鬼目ナットが装着されておりましたが、新しい天板は厚みが小さいこととM6の鬼目ナットが売られていなかったため、M5 × 13 mmを採用することにしました。強度が落ちるので若干心配でしたが、まあ大丈夫だろうという判断です。

    まず、鬼目ナット装着用の下穴を掘ります。シャーペンで骨組みのねじ用の穴の位置に合うように各点にあたりを付けました。

    下穴は径8 mm、深さ13 mmとしました。最初から径8 mmのドリルを使うと穴周辺に亀裂が入りそうだったので、3 mm → 6 mm → 8 mmと徐々にドリルビットを変えていき、亀裂が最小限になるよう慎重に下穴を作りました。

    ドリルの長さ13 mm付近に目印代わりのテープを貼って、掘りすぎないように工夫しました。また、掘る度に木くずが出るため、都度掃除機で吸いました。

    1か所木の節を重なっている部分に穴を開ける必要があり、なるべく正確に穴を開けるのに苦労しました。

    径3 mmの状態
    径6 mmの状態
    径8 mmの状態

    下穴が完成したら鬼目ナットを挿入していきます。Eタイプの鬼目ナットなので、六角レンチでねじ込みます。割と簡単にハマりました。

    もう一息です。元の骨組みを上に合わせ、小ねじを天板を通して鬼目ナットに固定していきます。最初、5か所ねじを入れた時点で、最後の6か所目が全く入らずかなり焦りましたが、各ねじを緩めながら微調整し若干ごり押しすることで何とか6か所全てねじ入れすることができました。

    やっと完成です!!本物の木はやっぱり見た目も香りもいいですね。明らかに元の天板よりもいいです。

    BeforeとAfterです。

    元の骨組みを活用しグレードアップした天板。満足!

    今回初めて電動ドライバーを購入するほど本格的に日曜大工的なものをやってみましたが、思った以上に楽しかったです。また自分で作ったものは愛着が湧きますね。ほぼ毎日仕事で使用する道具なので、ふとした時杉の木目や香りに癒されることができるのもいいですね。

    骨組みはそのまま元のものを流用し、活用できるものはそのまま活用したうえで、天板は本物の杉の板でグレードアップさせたというのがポイントです。まさに家具のリフォームですね。

    新しい天板にはカビが発生しないよう日頃から除湿するなど注意を払いたいと思います。

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