重複のあるリストから重複無しのリストを作りたい
エクセルを使用していると重複を含むリストはあるんだけれども、重複を含まないリストが欲しいという場面に遭遇した方も多いのではないかと思います。
例えば、下記のリストではフルーツの種類がランダムに並んでおり、一目では何種類のフルーツが含まれているのか分かりません。
いちいち数えないと分からないよ。。
今回はCOUNTIF関数を使って簡単に重複無しのリストを作成する方法を紹介したいと思います。
COUNTIF関数の適用範囲に注意しよう!
重複無しのリストの作成手順は次の通りです。
1. 重複ありのリストを用意します。このとき一行目を列名(この場合「フルーツ」)として用意しておきます。
2. 隣の列の列名を名付け(この場合は「カウント」)、一つ目の項目にCOUNTIF関数で式を書きます。この場合は「=COUNTIF(A2:$A$12,A12)」とします。ここで初めの引数で範囲の始めを固定せず、範囲の終わりを$で固定するのがポイントです。
これによりフルーツで各行以下に各行の値がいくつ含まれるかの結果を返すことができます。
・COUNTIFの適用範囲の始まりを固定しない
・COUNTIFの適用範囲の終わりを$で固定する
3. これによりカウント列の第一項目の式の結果が表示されました。
4. カウント列第一項目をクリックし、右下の角をダブルクリックします。
5. カウント列の全ての項目に結果が表示されます。これにより各項目以下に自分と同じ項目がいくつあるかが分かりました。
6. 一行目を含む値が入っている全てのセルを選択し、Ctrl + Shift + L。もしくはデータタブの「フィルター」ボタンをクリックします。
7. 各列のフィルターを付けることができました。カウント列のフィルターボタンをクリックします。
8. 「1」に以外のチェックマークを外し、OKを押します。
9. これで重複の無いリストができました。
10. あとはフルーツ列の項目をコピーして好きな場所に貼り付ければ完成です。
まとめ:COUNTIF関数を使って1分でできる!
どうでしたでしょうか?そんなに難しくない手順だったと思います。
慣れれば1分かからずにできるようになります。
今回のポイントはCOUNTIF関数の適用範囲を工夫し、自分以下に自分以外登場しない値のみ抽出するということでした。
エクセルは、このようなちょっとした工夫で問題解決できたり素早くやりたいことができることがあるので、気が付いたものがあれば他にも紹介していきたいと思います。
おまけ:おすすめの本紹介
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金持ち父さん 貧乏父さん
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