主演俳優とフォード製の車「グラン・トリノ」がかっちょいい
主演のクリント・イーストウッドがとにかくかっこいい!退役軍人で自動車メーカーのフォードを組立工として50年勤めた頑固な老人役。出演当時の年齢は既に70代後半だったはずですが、長身に背筋がぴんと伸びていて表情は常に固く寄り付き難いオーラを醸し出しています。
しかもこの映画では実は主演だけではなく、自分で監督として指揮も執っています。70代でこんなに精力的に活動できることに感服します。
ストーリーとしては全体として予想を超える展開にはなりませんでしたが、最後まで飽きずに見られます。クリント・イーストウッドが終始かっこいいのと、フォード製の車「グラン・トリノ」がかっこいいです。70年代のセダンで車体の前方が長方形に飛び出ているような形状です。僕はこんな角ばった昔のセダンタイプの車が好きなんですよね。いつか自分で運転して乗ってみたい。

差別用語のオンパレード、日常会話が中心
登場するシーンは生活、日常が中心です。よって英語としてはほぼ日常会話となります。頑固な主人公ウォルトに加え、輩系の登場人物が多いのでスラング多めです。後は主人公のキャラ付けのためか、これでもかと差別用語が登場します。
この記事では、この映画に登場する一般的な日本人の英語力では、初見でまず理解が困難かつ好奇心をくすぐるような英語表現を10個取り上げて解説していきます。
ちなみに、こちらの記事で映画やドラマを使った英語リスニング学習法について詳しく解説しています。
グラン・トリノに登場する英語表現を全体として英語学習目線で独断と偏見で分類すると、次のようになります。
いわゆるビジネス英語的な表現はほぼ登場しません。日常会話は多めで英語初心者にはややとっつきやすいのと、スラングが多く登場します。
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初見殺しの英語表現を徹底解説
それでは、グラン・トリノで使われている初見殺しの英語表現を10個、一個ずつ解説していきます!
real peach
直訳で「本物の桃」。これは何かの比喩でしょう。答えは「とても感じのいい人、素敵な人」という意味です。映画の冒頭、ウォルトの夫人の葬式にて、亡くなった夫人へ向けた言葉として「She was a real peach.」という形で登場します。
rice-burner
これは初見で理解するにはハードルが高いでしょう。米用のバーナー?見当もつきません。実際の意味としては「日本車」となります。ん?という感じですよね。rice = アジア人(特に日本人)を揶揄する表現として使われていた背景からこんな表現になっているようです。ウォルトが息子が日本車に乗っているのを揶揄する場面で登場し、まさに日本への揶揄が読み取れます。日常では使用を避けた方がいいかもしれません。
mint condition
このconditionは状態という意味です。mintがついてミント状態?さっぱりですね。
mintには貨幣鋳造所という意味がありまして、鋳造されたばかりのコイン = 傷のない新品状態というイメージから「新品同様」という意味となっています。初見殺しですね~
作品内に登場するグラン・トリノの状態を表現する場面で出てきます。
coffin nails
coffinは棺桶という意味で、直訳で「棺桶の釘」となります。ウォルトが嗜んでいるもの、「たばこ」のことです。自分の棺桶に打ち込む釘という比喩で、喫煙が健康を害し寿命を縮めることを皮肉った表現です。
nuts
nutsは食べ物のナッツが元ですが、俗語的に「頭」という意味があるそうで、転じて「頭がおかしい、常識外れ」という意味になります。ウォルトが打ち解けた隣人のモン族の文化に当惑して放った言葉です。
not give two shits
直訳で「2つのクソを与えない」。全く意味が分からないです。解説します。この場合、giveには関心を向けるという意味があり、Not give a shitで「クソほども気にしない」という意味となります。さらにshitにtwoを付けることにより強調する効果があります。つまり「クソほどの関心すら2つ分も与えない」=「全く気にしない」という意味となります。作品中盤、これもウォルトの発言の中で登場します。それにしてもウォルトは口悪いですね~
watch paint dry
これは難易度低めで何となく意味が予想できそうです。ペイントが乾くの見る。そう、「めちゃくちゃ退屈なこと」を表現する言葉です。罪償いのためウォルトを手伝おうとするモン族のタオがウォルトに相手にされず飛び出た発言で登場します。
worth one’s salt
「~の塩の価値がある」。んー、分からないですね。。salt(塩)は昔は貴重品で、報酬の象徴でした。従って、worth one’s saltでもらっている報酬に値する、つまり「有能な」という意味になります。ウォルトのタオへのセリフ「Any man worth his salt can do half of the household chores with just those three things.」という形で使われています。
old-school
これもなかなか意味を想像しがたい表現です。実はschoolには「学校」に加えて「流派、やり方、価値観」といった意味もあります。よって、oldが付くことによって「昔気質の」「古いタイプの」というなります。作品後半、ウォルトと隣人モン族のスーとの会話で登場します。これは、僕も実際にアメリカで生活していて実際に耳にしたことある表現ですね。
bug someone
作品後半で登場するまたまたウォルトの発言です。bugといえば「虫」「プログラムのバグ」ですよね。動詞になるとどんな意味になるのでしょうか。人を目的語において「困らせる、ウザがらせる」という意味なります。ハエのような虫ってたかってくるとうざい!そのイメージから発展してできた表現だそうです。そういえばふと、サッカー日本代表の岡田元監督がハエがたかるようにボールにアプローチしろと表現していたことを思い出しました。賛否両論ありますが、僕は言い得て妙で好きな表現です。
ストーリーはシンプルな展開で分かりやすい
本作品は豊作ですね~ 結構面白い表現が多数登場していると思いませんか?
こんな表現が少しずつ分かるようになって英会話の解像度を上げていきたいですね!
映画やドラマでリスニング力を鍛える方法をこちらの記事で紹介しています。
グラン・トリノは物語としてシンプルで分かりやすいです。あとは主演クリント・イーストウッドの頑固親父の演技が見どころかなと思います。乱暴な英語表現も多いですが、それは置いといて、登場するアメリカのリアル感のある日常会話は英語学習の題材として十分使えます!
おまけ:おすすめの英語学習法
英語学習歴20年以上の僕がこれまで行ってきた学習方法のうちイチオシの教材や学習方法を紹介したいと思います。
AIとの英会話
最近新たに台頭してきたのがAIとの英会話です。オンライン英会話よりも更に時間にフレキシブルかつ経済的です。人間相手だとなかなか難しい自分の発言一字一句に対してのアドバイスを可能にしてくれます。僕はSpeakというAIとの英会話アプリを使っており、こちらの記事で詳しく紹介しています。

オンライン英会話
会話力を底上げするには定期的に人と英語で会話するのが一番です。とはいえなかなか定期的に対面で英会話をする機会を作るのは難しいですよね。対面での英会話レッスンはお金はそれなりにかかりますし。僕は様々な対面・オンライン英会話を試してきましたが、一番継続できたのはオンライン英会話でした。時間も調整しやすく経済的で、何よりどこでもできるのが魅力です。実践的な会話力を身に付けたい人に強くおすすめします。
こちらの記事ではオンライン英会話の魅力詳しく紹介しております。


映画・ドラマ作品によるリスニング学習
世の中にある豊富な作品が学習素材となり、ネイティブが使う表現を映像付きの適切なシチュエーションで現実的なスピードで登場するセリフを聞けるのがこの学習法の強みです。英語の字幕で答え合わせをしながら何回も巻き戻し可能で、更に作品自体も楽しめてしまうという至れり尽くせりの学習法です。詳しくはこちらの記事で紹介しています。

単語帳
単語から文法まで全部が驚くほどコンパクトにまとまったDuo 3.0。これさえやれば必須知識を網羅できます。そして、知る人ぞ知るALL ON ONE。Due 3.0同様、例文内に緻密に単語、熟語、文法が組み込まれつつ、より上級者向けの内容となっています。僕は学生時代、数百周しました。
日記
日記はライティングの練習として最も身近な教材です。とにかく日々の種々雑多な出来事をネタにします。そしてライティングは客観的にレビューしてもらい、添削してもらうことが力を伸ばす上で効果的です。オンラインサービスなども活用して、なるべくネイティブに添削してもらうのが良いです。
TOEIC
僕は自分の英語力の現在地を知るため、かれこれ通算10回以上は受けています。TOEICで実践的な英語力が測れるわけではないですが、社会で最も認知されている英語力の指標の1つで、ある種の資格としての側面もありTOEICのスコアを持っておいて損はないです。TOEICのスコアを上げるには英語力だけでなく、解法のテクニックを身に付けるのも重要です。
留学
生活の全てが英語漬け。これが留学の醍醐味です。とにかく英語を使わないと生活が回らないので、必然的に英語に慣れていきます。そして何より異文化に触れられるので毎日が刺激的です。僕も学生時代にアメリカへ3ヶ月ほど行き、英語を使う胆力が付きました。
留学の難点は時間とお金がかかることですね。社会人なら尚更ですよね。最近は1週間〜の留学もあり、長期休暇に行ってみるのはありだと思います。









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