デザインについてはまだまだ初心者ですが、色は組み合わせで印象が変わるということが最近の気づきです。そして使用する色の数によって組み合わせは指数関数的に増えるため、どの組み合わせが適切なのか選択することが悩みどころであり、センスが問われる部分だと思っています。
このような悩みを解消するヒントとなりそうな良書を発見しましたので、紹介させて頂きます。「3色だけでセンスのいい色」です!とにかくすぐにそれっぽい配色にしたいという人にかなりおすすめです。このブログウェブページの配色もこの本を参考に変更しました。
シンプルかつ汎用性の高さから購入!
イラスト、写真加工、Webデザイン、パワーポイントのスライドなど、何をデザインするにしても配色はデザイン対象の印象を決める上で、重要な要素の1つですよね。また配色は自由に決められるので、個性が出やすい部分だと思います。国旗をイメージしてもらえると分かりやすいかと思います。例えば、赤、黄、緑の組み合わせだと何となくアフリカ、赤、青、白の組み合わせだと何となく欧米諸国っぽい感じがしますよね。
僕もWebデザインやアートを作る上で配色はいつも悩みどころです。組み合わせが多すぎるのと、フィーリングによるところが大きいため、納得いく配色を決めるのに時間がかかってしまいます。。
そこで参考にできるものはないかと探していたところ見つけたのが、「3色だけでセンスのいい色」(発行:インプレス社)です。3色だけというシンプルさが取っかかりやすい一方で、シンプルだからといってバリエーションに乏しくはないということに魅力を感じました。
Amazonでは税込1,980円でした。223ページとボリュームも結構あります。
見せたい印象に合わせて87パターンを事例とともに紹介!
本書では「ナチュラル」「ポップ」などイメージしたいカテゴリーに合わせて3色の組み合わせを計87パターン紹介しています。また、各パターンで選ばれている3色にはベースカラー、アクセントカラー、サブカラーとそれぞれ役割があり、その面積比でバランスを取ることができるとされています。例えば、「センスを磨く趣味の時間」というイメージでは下記のような配色を提示しており、イメージに対してしっくりくる配色です!僕はこの配色を気に入り、このブログの配色もこの3色を使って新たにデザインし直しました。
各色は「スモーキー・パープル」のようなお洒落すぎて時々実際の色がイメージできないような名前で紹介されておりますが、ご安心を。CMYK、RGB、16進数カラーコードできちんと定量的に示されています!
またポスターや名刺など参考事例も載っており、実際の活用シーンを具体的にイメージしながら参考にすることができます。
結論:どんなデザインにも長く使っていける良著!
趣味、仕事含めてちょっとしたデザインをする機会は少なからずあると思いますが、やはり「センスないデザインだな。」とできれば思われたくないですよね。今回ご紹介した本書は配色というある意味普遍的なデザイン要素について、たくさんのアイデアを提供してくれます。そして3色というのが非常にシンプルで分かりやすく、手を付けやすいなと思いました!僕は今後配色に迷ったときはまずこの本を開いてみるでしょう。
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